CROSS-2

□VS CP9-4
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その頃のゾロ達。
ナミの手によって、ようやく自由を取り戻したゾロとそげキング。
2人を解放したナミに、こんな大変な時にここまでバカやってるとは、と怒鳴られた2人が互いを指差し同時に答える。

「そりゃ、コイツが間抜けな事しやがるから」

「どっちも大間抜けよ!!!!さっさと鍵奪いなさい!!」

ナミに怒られてる一瞬、その隙をついてカクが攻撃を仕掛けてくる。
嵐脚を刀で流し、カクとゾロが戦い始める。
長い首を自在に操り、指銃の速度で撃ち出された四角い鼻は凶器となる。
ゾロが、刀三本で受け止めた"鼻銃"の衝撃は凄まじい。
受け止めた鼻を受け流すと、勢いそのままに岩に突き刺さる。

「岩に四角く穴が開いた!!あの鼻!そげップより凄い!!」

「そげップて誰じゃア!!そして不要な比較すんな!!」

ナミの驚きの叫びに、隣にいたそげキングが突っ込む。
全く互角の戦いを繰り広げる、ゾロとカクの2人を見守っていたナミとそげキングの隣から、 ジャブラが話しかける。
ギクッ、と肩を跳ねさせたナミとそげキングだったが、ロビンを救うための鍵を奪うべく、そげキングがパチンコを構える。
だが、ジャブラは2人の前に手錠の鍵を放り投げると、ロビンを救ってやれと言う。
困惑するそげキングに、ジャブラは言葉を続ける。

「おれは、本当は人殺しなど…したくはねェんだ……血が嫌でよ……」

CP9らしからぬ言葉に、疑問を抱きながらも鍵を拾おうとしたそげキングに、ジャブラは舌なめずりをする。
それはほんの一瞬の表情。
気付いたナミが叫ぶ。

「ダメ!!ウソップ危ない!!」

「!」

「ぎゃはは!!"十指銃"!!」

完全に油断していたそげキングは、ジャブラの鋭く尖った爪から繰り出される指銃に、身体を貫かれる。


 
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