CROSS-2

□Designer's wish
3ページ/4ページ


そんな感動の再会の中、ルフィが屋上から怒鳴る。

「うるせェお前らァ――っ!!」

「いや、鬼かっ!!」

ゾロとナミが突っ込んだが、ロビンとクロスが待ってんだ早く橋をかけろと続けて怒鳴ったルフィに、2人もすぐさま同意して怒鳴り付ける。
そんなルフィに、フランキーがスーパーな大戦力となってやると宣言するが、ルフィは勝手にしろと怒鳴り返す。
ウソップのことを根に持ってるんだからな、と隣にそげキングがいるのにそう言うルフィ。
そんな中、スパンダムが不意にフランキーの背後に回り込み、よくもおれの設計図をと叫びながらその背中を押す。
滝へと落ちていくフランキーを見て、さすがにヤバいのでは、と麦わらの一味が慌てた時。
ナミの持つ子電伝虫からココロが、何をグズグズやってんらいっと怒鳴る声が聞こえる。
橋が半分しかかかってない、とナミが困惑気味に返すと、半分かかってりゃ充分と言う返事が返ってくる。
そして、滝に向かって飛びな、と怒鳴る。
何が何だか判らない状況の中、不意に耳に飛び込んできた海列車の汽笛。
それを聞いたルフィが、腕を伸ばして仲間達と共に裁判所の屋上から飛び降りる。
それと同時に、裁判所の中からロケットマンが跳ね橋を飛び出してくる。
走ってきた速度のまま、ロケットマンは放物線を描いて滝を飛び越え、司法の塔に激突する。
壁を破壊して到着したロケットマンに、スパンダムは青ざめた顔で来たと呟いた次の瞬間、ロビンの腕とクロスの鎖を引っ張る。
無理矢理腕を引かれながら、ロビンはせめて海楼石の手錠がとければ、と唇を噛む。
クロスも、肩の関節さえ外されてなければとうに自由の身なのに、と舌打ちをひとつ。
指令室に2人を引き込み、スパンダムがバルコニーに顔を出してCP9にお前達を解放するぞ、と宣言する。

「この司法の塔で、あいつらをギッタギタにしてしまえ!!惨殺を許可する!!ルッチ!!お前はおれと来い!!何をおいても、まずおれの命を守れ!!いいな!!」

そうして、指令室にいた象の名前を呼ぶと、ファンクフリードと呼ばれた象が剣になる。
それを背に背負い、ロビンとクロスを引っ張りながらルッチを従えて、スパンダムは急ぎ足で"正義の門"に向かう。

「さァ"正義の門"へ向かうぞ!!この2人を取り返せるもんなら取り返してみろ麦わらァ!!」


 
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ