CROSS-2
□Designer's wish
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ゆっくりと下りていく跳ね橋の遥か上、裁判所の屋上でルフィ達麦わらの一味が、士気を高める。
「ロビン!!」
「クロス!!」
「必ず助ける!!」
その麦わらの一味と対峙するのは、不適なCP9達。
しかし、跳ね橋が半分程下りたところで、突然裁判所の中から砲撃があった。
跳ね橋の可動部分が壊れ、跳ね橋が止まる。
スパンダムがその隙に、ロビンとクロス、フランキーを連行しようとする。
「兵器復活をもくろんだ学者の島の生き残り「ニコ・ロビン」と、その兵器の設計図を受け継いだ男「カティ・フラム」に、不老不死の妙薬になる「赤眼の死神」。この大権力を握るチャンスをみすみす逃がしてたまるか!!」
片手にロビンの腕、もう片方の手にはクロスを縛る鎖を持ったスパンダムの前に、フランキーが立ち塞がる。
そして、何かの紙の束を差し出す。
「それは…お前、まさか…!!古代兵器プルトンの設計図!?」
「………本物だ、信じるか?」
パラパラと紙を捲りながら、フランキーが不適に笑う。
カクとルッチは、フランキーがそれを自身の身体の中に隠し持っていたのだと、まさかとは思いながらも理解した。