CROSS-2

□Buster call-2
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ためらいの橋の上から、破壊されていくエニエス・ロビーを見つめるクロスは、その残虐な光景に息を呑んだ。
無慈悲な砲撃は島を燃やし、人の命を容易く奪う。
震えるロビンは、8歳と言う幼さでこの悪夢の攻撃の中を生き抜き、そして再びその悪夢を見せ付けられている。
そんな中、突然第一支柱が壊れたかと思うと、巨人族のような巨大な拳が突き出された。
あそこでは、まだルフィがルッチを相手に戦っている。
壊れた第一支柱から、2人の戦場は一隻の軍艦の上に移ったようだが、その軍艦を別の味方の軍艦が砲撃した。
爆炎に包まれた軍艦から、空へルフィが飛んでいく。
一体、どんな戦い方をしているのやらと、こんな状況下でクロスは小さく笑った。

「ワハハハハハハ!!おい!!見たか!!たった今、あの軍艦で暴れてた麦わらが!!コッパ微塵だ!!ワハハ、ザマァ見ろ!!お前らの船長は死んだ!!」

ルフィが爆炎から逃れ、第一支柱に再び戻ったのが見えなかったらしいスパンダムに、クロスは呆れたように見遣る。


 
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