CROSS-2

□VS CP9-5
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ガラガラと、瓦礫と一緒に落ちてきたジャブラに、サンジが鍵を弄びながら声を掛ける。
貴様、といきり立つジャブラだが鍵がサンジの手に渡るチャンスを作ったのは、ジャブラ自身だ。
当然、サンジがそのチャンスを見逃すはずもなく、ジャブラを蹴り上げるついでに拾い上げていた。
そのまま、じゃあなと言い置いて走り出したサンジを、ジャブラが一瞬遅れて「剃」で追いかける。
背中を向けて走るサンジに、一瞬で肉薄したジャブラだったけれど、サンジはそのタイミングすら見計らってオーバーヘッドキックを繰り出す。
ドカンッ、と鼻っ面を思いきり蹴られたジャブラが足を止めると、サンジは立て続けに攻撃を仕掛ける。

「"パーティー・テーブル"…」

「「鉄塊拳法」!!ん?」

「"もも肉・シュート"!!」

飛び上がったはずのサンジの姿を見失い、一瞬反応が遅れた隙にサンジがジャブラの足元を崩す。
ドテンと倒れたジャブラに、とどめとばかりにサンジが次の攻撃を仕掛けるが、ジャブラの方も黙ってやられてばかりではいない。
サンジの攻撃をかわしたジャブラは、"狼芭の構え"を取ると、次の瞬間サンジの四方を走る。

「"狼狩"!!"エリア・ネットワーク"!!」

繰り出された攻撃をかわしたサンジは、その斬撃に冷や汗を流す。
かわした直後で、一瞬の隙が生まれたサンジにジャブラの次の攻撃が決まる。


 
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