CROSS-2

□VS CP9-3
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カリファと対峙していたナミだったが、一瞬の隙をつかれてカリファに捕まり、全身くまなくつやつやにされてしまう。
天候棒すらまともに持てない状況でも、ナミはカリファに立ち向かう。
"クール=チャージ"で空気の密度を変え、蜃気楼を作りカリファを惑わせる。
と、その時だった。
突然部屋の壁に亀裂が走り、そこから壁を壊してチョッパーが現れた。
その姿の変わりように、ナミは愕然としながらもチョッパーに呼び掛ける。
カリファの勘違いを無視して、何度もチョッパーを呼ぶナミには気付いていないのか、雄叫びを上げながらチョッパーが部屋に入ってくる。
そして、その巨大になった手で部屋の中央にあった浴槽を無理矢理持ち上げると、それを扉の方へと放り投げる。
壁を破壊し、吹き抜けの階段を落ちていく浴槽に、ナミが一階にサンジがいるのを思い出す。
そのまま、部屋を横切って司法の塔の内部に入ったチョッパーは、何処かへと姿を消す。
そんなチョッパーに、ナミは何とか止めなきゃと焦る。
だが、今はカリファをどうにかしなければならない。
カリファの繰り出した「嵐脚」を、ナミはギリギリで避ける。
足の裏までつるっつるの身体では、到底避けられないはずだった。
ナミ自身も驚き足を見れば、片足だけ元に戻っている。
何故と思いながら触れると、足が濡れていた。
さっきチョッパーが浴槽を破壊した際のゴタゴタで、水を被って濡れたのだろうと思った時、ナミは理解した。
石鹸の能力は水で洗い流せる、その事実に急いで水を吹き上げる水道管に駆け寄るナミを、カリファが蹴り飛ばす。

「その"ゴールデン泡"の解き方がわかったからといって私がそれをさせるわけがない……!!」

ナミが逃げられないように、力を奪う"羊雲リラックス泡"が襲い掛かる。


 
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