CROSS-2

□VS.CP9-2
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冷酷な声に、ナミは一瞬背筋が寒くなったが、ふと身体に付いていた泡が吹き飛ばされて動けることに気付く。
すぐに立ち上がると、"電撃泡"を飛ばすが避けられてしまい、後ろを取られる。
そして、ナミの足に手を這わせるカリファ。
タクトを振るい、カリファを引き離したナミだったが、まともに立てなくなっていた。
つるつるになった両足に驚くナミに、カリファが言う。

「私が触ったあらゆる物は、美しい光沢を得る。つやつやのお肌にしてあげるわ、体の隅から隅までね」





その頃のチョッパーは、何とかチョッパーを殺そうとするクマドリを、全く相手にしていなかった。
錫杖を突き立てようとしたクマドリを、一撃で床に叩きつけたかと思うと、立て続けに拳を振り下ろす。
そこに、司法の塔の外壁をよじ登ってきたフランキーの目の前に現れたチョッパーは、意識のないクマドリを本島の方へと放り投げる。
圧倒されながらも、フランキーはチョッパーが被る帽子から、この怪物がチョッパーだと気付いた。
だが、そんなフランキーにすら容赦なく拳を振り下ろしたチョッパーは、そのまま外壁をよじ登っていく。






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