★ひとつ星★

□誕生日の王様
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ソンジェの誕生日当日。
家でのんびり過ごそうということになり、ユナクはケーキを持参してソンジェの家を訪れていた。
ユナクが「たいした腕でもないけど」と照れながらも手料理をふるまい、その後DVDを観て過ごしている時、ふいにソファを背もたれにして座ってるユナクをソファに座ってるソンジェが後ろからかぶさるように抱きしめてきた。
(え!?)
ユナクの戸惑いにかまわずソンジェは続けて耳を甘噛みする。
「ソ、ソンジェくん!?」
驚いてかたまってたユナクは我にかえってソンジェを振り返った。
途端、ソンジェは顎を掴み 口唇を重ねる。
話してる最中だったせいで半開きだったユナクの口唇の隙間からソンジェは素早く舌を滑り込ませ 歯列をなぞるように舐めたかと思うと舌を捕らえようと腔内を忙しく掻き乱す。
口を閉ざすことも出来ないでソンジェの舌から逃れようとしても 狭い口腔では何度か舌が当たり 最後には絡み取られてしまった。
ソンジェに肩を掴まれ身体を立て膝をする形に持ち上げられながらも口唇はそのままで放されることない。
ついばむようにキスをしたかと思うと舌を絡める深いキスを与えられ、何度も口唇を重ね直すうちに口端から液がもれはじめる頃には繰り返された甘いキスにユナクはだんだんと力が抜けてきていた。
「ぁ…ふ…」
そうしてようやく口唇が解放された時には力なくソンジェに寄りかかってしまうしかなかった。
ユナクからしてみるとここまであっという間で 抵抗らしい抵抗も出来なかったが、このままでいるわけにもいかず漸くソンジェを押し返した。
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