★ひとつ星★

□さん
1ページ/7ページ

「ユナク、愛してる」

ソンモはいつも決まったタイミングで俺を呼び捨てにする。
普段と違う呼ばれ方にドキドキするのと、次に自分におこることを覚えてるのとで、一瞬ビクつき俺の鼓動が早くなるのがわかる。

ソンモが俺に挿入ってくる。
「ぃいいいっっっつ」
思わず声がでた。
付き合いだして何度もそうゆうことをしてるのに激しく痛むのは相変わらずだ。
元々がそうゆうものを受け入れるように創造られた躰じゃないんだから仕方ない。
これを気持ちいいとか思う時がくるんだろうか。
躰は反射的に抵抗を示し仰け反るけれど、ソンモはそんな俺の腰を捉え さらに奥へと挿入ってくる。
「ぅぁあっ」
また声がでた。
“幸せ”
それは間違いない。
ソンモの愛を一身に受けている、とても幸せな時間。
ただ気持ちと感覚が伴わないだけ。
ソンモをはなしたくない。
苦痛の声をあげないよう食いしばりながら 俺はソンモに必死にしがみつく。
だってソンモの愛を一番深く感じとれるのはこの時なんだから…

でも終わった後、いつも申し訳なさそうに そして哀しそうな顔でソンモは俺に言う。
「ごめんね…」
悪いのは感じない、いつまでも痛がってしまう俺のほうなのに。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ