★ひとつ星★

□に
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…どうしよう、ヒマだ。
ソンモは地方での仕事で三日ほどいない。今日も泊まりだって言ってた。
ナニしよう。
ソンモがいない夜って前はナニして過ごしてたっけ?

なんだか自分がソンモがいなきゃダメな人間みたいで 悔しくなってきた。
そうだ!DVDでも観よう!
思いついてデッキに近づくと記憶にない白レーベルのディスクが置いてあった。
…なんだろ??

とりあえず見てみるか。
内容を確認するために、まずはそれを見ることにした。






////
こ、これは…
ソンモのやつ〜っ
絶対消しとけって言ったのに、なにディスクにしてんだよっっ!
この前、ソンモが勝手にビデオを回してたやつだ。
つまり俺たちの…が丸映し。
なんて恥ずかしいものをっ!!消してやるっっ!!

消去のための編集ボタンを押そうとした時だった。
『ヒョン、愛してるよ…』
思わず手が止まる。
画面は相変わらず恥ずかしい映像だったけど、ソンモの声をもう一度聞きたくて 編集ボタンでなくちょい戻しボタンを押していた。
『ヒョン、愛してるよ…』
ちょい戻しボタン(再)
『愛してるよ…』

この時の俺はきっと何かおかしかったに違いない。
ソンモがいない夜が続いてたのも要因だと思う。
三度目、ちょい戻しボタン
『ヒョン、愛してるよ…』
恥ずかしさよりも もっとソンモの声を聞きたい気持ちが勝っていた。

ソンモ、こうゆうふうに俺に触れてたのか…
感触で受け止めている愛撫を視覚で与えられる。
普段では有り得ない状態に少しずつ俺は興奮し始め 自然と自分のものに手を伸ばしていた。
「ふっ…ぅうっ」
画面に映るソンモが俺にするように 自分自身を愛撫しはじめる。
音量をあげると まるでソンモがいるように息遣いまで聞こえてくる。
『…ヒョン、もっと素直に感じて…』
画面のソンモが俺を強く掴むのを見て 自分自身を強く握る…
ソンモォ…
画面の中の自分と同じように果てていた。

それでもソンモは俺を愛撫し続ける。
俺の脚をおさえていた左手は右の乳首を捉え、俺を弄ぶかのように摘んだかと思うと指先で転がし、また摘む。
右手はというと、俺のものを離さず さすって先端までくると人差し指を敏感になってる部分に立て、そしてまた根元まで戻すとその周りを形どるように指をまわす行為を繰り返す。
さっき果てた時の液のせいで 手が動かされるたびにクチョクチョと聞こえる音がまた俺を興奮させ 再びかたくなるのが分かった。

自分の手なのに ソンモにされてるような気分… 自然と脚は大きくひろがっていく。

ソンモは左手で俺の腰を捉え 俺に優しくキスしている。
…キス… それが足りない。 そこにソンモがいないことを実感して切なくなった。
画面のソンモはそんな俺に関係なく 今度は右手の俺を解放し、さらに下に手をやる。
あ、そこは……
俺の液で濡れた指を抜き挿し 下の口を優しく揉みほぐしている。
時折、腰を捉えてた左手を再び胸にやる。

ど、どうしよう…ソンモが欲しい…
愛撫された下の口は次にくるものが何かわかっていて、それを求めていた。

ソンモ、ソンモ、ソンモ…
満たされない想いに涙目になる。
『あああぁっ ゃあぁっ ソンモォッ』
画面に映る欲望が満たされた俺に嫉妬すら覚えはじめた。
俺の指を二本にしてみたところで ソンモを受け入れることに慣れてしまった口が満たされるわけがない。

「ソンモォォ…」
思わず声をだしてソンモを求めていた。

「呼んだ?」
ソンモの声が聞こえた気がした。
…!!?
しばらくして それが気がしただけじゃないことに気付く。
「…ソンモ?」
ソンモがいる。信じられない光景に俺は驚きを隠せないでいた。

「ユナクヒョン、僕を呼んだでしょ?」
ソンモが強く、でも優しく抱き締めてくる。
「すごいね、こんなになっちゃって。そんなに僕が欲しかったの?」
ソンモが触れてくる。
感じるままソンモの言葉に頷けば ソンモは俺の脚を高く上げて答えた。
「大丈夫、今からたっぷりあげるから」
そのまま俺は脚を肩にのせられ、両手で腰を捉えて座っているソンモに引き寄せられた。

「あああぁっ」
一気に挿入された衝撃とようやく満たされた感覚とで 思わず声が大きくなる。
「ぁ…いゃぁっ」
ソンモが一旦引き抜こうとしてるのを否定するように 体を起こしてソンモの肩を掴み そのままソンモ自身に腰をおろす。
「んんっ」
さっきまでの欠乏感を埋めるように 更に奥まで招き入れようと自然と腰は動き始めていた。

「ヒョン…今日はすごいね」
そんな俺に応えて 今度はソンモが突き上げてくる。
「ん…あ…」
だんだんと力が入らなくなっていくのが分かる。
でもソンモを離したくなくて つかまろうと必死になる。
そんな俺を察したのか ソンモは首に俺の腕を巻きつかせ、そのまま倒れ込んで体勢をかえてきた。
「大丈夫、テレビのヒョンよりもっと感じさせてあげるよ…」
耳元で囁くとソンモは腰のリズムを激しくさせ、俺はと言うと待ち望んでたソンモの感触にあっという間にイッてしまった。

「もっとして…」
いつもならきっと、いや絶対に言わない。
けど、もっとずっとソンモを感じていたかった。
「ヒョンがほしいだけ何度でもあげる」
言葉通り、ソンモは俺が求めるだけ応え続けてくれて、いつのまにか満足した俺は眠りについていた。
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