黒×黄(黒子のバスケ)
□黒い蜜2(完
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「いつまで落ち込んでるのよ?あんたたち!!」
と、部員全員にカツを入れたいところだが‥‥
(あれだけ徹底的にヤられたら、みんなのダメージも相当のものよね‥‥どうやって元気づけたらいいのかしら‥‥)
頭を悩ませるリコ。
「カントク」
「!?」
悩んでいるリコの隣に
「黒子さん!!」
意気なり現れたのでビックリする。
「さっきから呼んでたんですが‥‥テツナ2号と。」
「わん!」
インターハイ最後の試合の日に出会った犬の黒子そっくりな犬を抱えて、リコを見つめる。
(見れば、見るほどそっくりだわ‥‥じゃなくて!!)
ひとり突っ込みをするリコ。
リコの様子を首を傾げて見守る黒子。
はぁ〜ため息を軽くつき、気を取り直して、
「‥‥どうやってみんなを元気づけようか悩んでたのよ。」
「下手なこと言えませんよね。
‥‥でも、このままでは次のウインターカップにまで引きずってしまいます。」
黒子の指摘に「そうなのよね‥‥」と悩むリコ。
頭を切り替えて何とか頑張ろうとしているが、みんな空回りばかり。
黄瀬は暗いムードを何とか明るくしょうと日向先輩にちょっかいを出しては殴られていた。
(黄瀬くんも、平気なフリしてても、結構精神的にダメージが大きいのがわかります。
笑ってても心からちゃんと笑ってません。)
「みんな、練習してても気合い入ってないし、火神くんはもう、動けるのに練習来ないし‥‥もぉ〜〜何やってんのあいつは!?」
いつもは考えるより先に身体が動いて、誰よりもバスケバカのバカガミのくせに!!
叫び出すリコ。
「だったら、俺に任せてみないか?」
ーーーぬっ!!
新たに現れた謎の男子生徒!!
「!!」
「わん!」
「鉄平!!」
驚きながらも、リコが名前を呼ぶと言うことは知り合い‥‥
長身生徒、彼は一体?
‥‥‥