黒子のバスケ(黄黒黄)五十音(完)

□浮かれる
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 案の定、夜勤の教員に怒られた。


 それでも、心が浮かれてしまう。

 それはやはり、隣に黒子が居るから。

 しかも、家路が同じ。

 今日は黒子の両親が夫婦で旅行に行っている。

 なので、前からそのことを聞いていた黄瀬は泊まりにくるように誘っていたのだ。

 もちろん、黄瀬の両親も黒子両親も了解済みだ。


 もともと、家に帰っても、両親が忙しく、家に居ないことが多い

 (今日はひとりじゃないんすね!)

 別にいつもひとりだからといって特別さみしい訳ではないが、

 やっぱり、ひとりより、誰かが居てくれるのは、心がほんのり暖かい。

 それがなにより黒子なら大大歓迎である!!


 「帰ったら、オレが作った料理を一緒に食べるんっすよ!」

 うれしそうに黄瀬は黒子と手を繋ぐ。


 それがあまりにも自然すぎて、黒子も握りかえす。

 「何を作ったんですか?」

嬉しそうな黄瀬に聞くと

 「クリームシチューっす!」

って、返ってきた。

 黒子のイメージで作ったらしい

いつも、バニラシェイクを飲んでるから。

 (単純なんですから。)


 でも、それがなんだかくすぐったくって、黒子も黄瀬同様

 浮かれてしまう。

          おわり

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