黄黒黄(五十音)2
□ぐるぐる回る。(完)
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回る、回るよ季節が変わり巡る様に。
いつまでも留まっては居られない。
回り続ける時計。
二人の時間。
バスケ部で充実した3年間を過ごせたと黒子は思った。
最高のチームで頑張れた。
大学に入ってもバスケは続けていく。
最高のパートナーだった火神はプロからのオファーがあり、4月からはプロとして活躍する。
青峰も。
自分はといえば‥‥
「黒子っち!!」
黒子は隣に嬉しそうに立っている黄瀬に目をやる。
「大学、同じところにスカウトされて嬉しいっス!!」
そう、黒子は黄瀬と同じ大学のバスケ部にスカウトされたのだ。
プレイスタイルが認められて。
「中学の時みたいに、同じチームに慣れるのが嬉しいっス!!」
「‥‥そうですか?」
「何でわ、疑問系なんスか?
!」
黄瀬は涙目で黒子を見る。
ちょっとめんどくさいなぁと思いつつ
「僕は君と闘えるのも楽しみにしていたんですよ。」
と、応えておいた。
「黒子っち!!」
俺も黒子っちと闘うのも好きだけど、同じチームだともっとヤル気が出るんっスよぉ!!
ぎゅゅゅぅう~~
黒子に抱きついた。