黄黒黄(五十音)2
□ん、とね‥‥(完)
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‥‥‥
気がついたら君が隣に居て、
何気ない日々が続いていったーーー
高校に進学して、別々の生活を始めたのに、いつの間にかまた、君は隣には居ないけど、側に居る。
近すぎず、遠すぎず、君と僕は平行線。
「大学に行っても、君は僕を追いかけてくれますか?」
高校3年のある日、僕は君に呟いた。
君は笑顔で直ぐに応えた
「あたりまえっス!!」
期待通りの答が帰ってきて‥‥
今更ながら僕は彼に顔を向けられない。
真っ赤になった顔を見られないように僕は彼より少し先を歩いた。
彼がいつものように追いかけてくる足音を聞きながらー‥‥
終わり。