黄黒黄(五十音)2

□ロールケーキ(完)
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……甘さ0の場合。



 「……えっと、黒子君。今日からよろしく」

 「こちらこそ、よろしくお願いします。」


 (うわああ〜身体細いし、影薄っ!!
本当にこの人が俺の教育係なんっスかあ〜!?)


 ……


 出会いは最悪。


 正に、甘さ0。



 わかるのは、黒子 テツヤが
バスケが好きだという純粋な思い。


 それが、自分と同じだということ。




 **


 ぐわーん、ボテッ……


 「決まんないっスね、シュート。」


 ゴールめがけてボールをシュートする黒子。


 相変わらず、入らない。


 「……俺、入ったところ見たこと無いんスけど。」


 黒子を見て軽くため息。


 「……」


 黄瀬の言葉を無視して、何度も何度もシュート練習。


 「黄瀬、お前。テツをもっとよく見とけよ!10回に1回は必ず入るんだからな!」


 「……はっ。」

 黒子は汗を流しながらシュート練習中。


 「10回に1回って、効率悪く無いっスか?!」


 ぶーたれる黄瀬。


 「……っれいですよ。8回に1回は入ります!」


 シュッ!!


 トス!!

 さっきのが、8回に1回目のシュートっスか?


 「あんまり、変わらない気がするんっスけど……」


           
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