黒バス(リコ受け)

□気になる
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 ある晴れた昼下がりの話。

 「昨日の雨が嘘みたいに今日は晴れたな〜」

 1限目の授業が終わり廊下の窓を見やり呟く日向。

 その隣には
 「そうだな〜」
 伊月が居た。

 「‥‥突然だけどさ、俺も気持ちを晴れにしたいし聞いても良い?」

 「何だよ?」
 窓にもたれ空を見ている日向

 
 「相田さんとつき合ってる?」


 ーー!!

 その言葉に思わず窓の外へと落ちそうになった!!

 「なっ!?何言ってんだよ、おまえ?!」

 慌てる日向。

 「どうなのかな〜って思ったから聞いてみた。」

 そんな日向を涼しい顔で見る伊月。

 「‥‥いや、俺は別にお前らを祝福してやるから、俺のことは気にするな!」

 (聞きたい事って、只の報告じゃねーか!
 何時のまにリコと伊月つき合い始めたんだよ?!
 何?あれか?俺がアイツと結構親しいから気にしてんのか‥)

 (気を取り直した日向からの答えが“気にするな”ってことはつき合ってるけど気にするなってことだよな?
 そっか、つき合ってたんだな〜やっぱり。)

 伊月は日向の言葉をそう理解した。

 「わかったよ、ありがとうな日向。」

 「ああ‥‥」

 なんとなくかみ合わないまま2限目の授業の為に教室に戻った。

 
 ‥‥‥

 ちょっとした言葉の聞き取りかたの違いと思いこみで誤解されたまま卒業していくーーー

 この誤解が解けるは10年後のこととなる。

 リコと木吉の結婚式で判明するのだった‥‥


 て、いうオチはむちゃくちゃでしたかね?

          終わり
 

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