黒子でパロディ

□大輝のお母さん(完)
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……

 『お前、わかっているだろうが、大輝を立派な男にして必ず帰ってくること。
約束を破れば………』

  ………


 「うあっ…わかっているよ……せい……十郎……」


 うーん…うーんとうなされている慎二。


 ここは大輝と慎二の部屋だ。


 「うっせーよ!バカ親父!!」

ボス!!

 うなされている慎二の顔に枕を投げる大輝。

 「ただでさえ、最近暑くなってきて寝苦しいって言うのに!
隣でうなだれてたらイライラするんだよ!!」


 ……ったく!!


 喉が乾いたので、台所にお水を飲みに行く大輝。


 水を飲み、部屋に戻ってみれば……慎二は

 「ゆるしてくれ〜〜〜!!」

 と、大きな寝言まで!!


 「……」


 大輝は黙って台所に行き、水を汲む。

 そして……


 バシャ!!

 バケツいっぱいの水を慎二に掛けた!!


 ぐっしょりと濡れた慎二はなかなか喋らない水戸部に変わった。


 「!!」

 ガバッッ!!

 もう、汗か水かわからないぐっしょりとなりながら飛び起きた!!


 顔色は真っ青だ。


 “ゆめ? 物凄く濡れている!!大輝!お前の仕業か?”


 キュッキュとどこからともなく出てきたマジックとボード、書き込まれた文章。



 
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