黒子でパロディ

□黒子のコルダ
1ページ/21ページ



〜出会い〜

 ‥‥い!
(?) 
今、誰かの声が聞こえたような気がする‥‥

 気のせいかな?


 僕の名前は黒子 テツヤです。

星奏学院の普通科に通う高校2年生。

 学校に着いたので、自分の教室に行こうとして、どこからか、声が聞こえた気がしたんです。

 昼間から、幽霊は出ないとは思いますが‥‥

 ‥‥‥‥

    ‥‥‥‥‥
そう、幽霊は出ないでしょう‥‥

「虫でしょうか?」

 下駄箱の前にふらふら飛んでいる羽の生えた‥‥

「虫じゃないよ〜。そんなことより、お菓子ちょうだい」

 それはしゃべった。

「‥‥」

 関わりたくないので無視しましょう。

 スルーすると‥‥

「あんたにしか、オレのこと見てないみたいだし、お菓子お菓子!!」 

わざわざ追いかけてきて、うっとうしい!!


 「お菓子なんて、学校に持ち歩いていませんよ!」


とにかく、手で追い払う。

 「僕はこれから授業なんで、つきまとわないでください。」


 不思議な生き物にきっぱりとそう言って、教室へ。

 
 「‥‥絶対に後で後悔させてやる。お菓子くれなかった恨み〜」

 などという、譫言が聞こえた。
   

  
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ