平和な世界へ…

□第5章
1ページ/4ページ



「まーだ悩んでんのか?」

「ゆっちゃん…だってさ…」


ゆりあはあの初戦のことでいろいろと悩んでいた


「しょうがないだろ?これは戦争だぞ?生きるか死ぬかなんだからさ」

「そうだけど…」

「…お前のそう言うとこ嫌いじゃねーけどさ、ちゃんと割り切れって。じゃないと」


そう言って木下は木崎の頭をぐしゃっとして…


「死ぬ事になるぜ?」

「…死ぬ…か…」

「そうなったら汐莉めっちゃ悲しむだろうなー」

「…」



頭のもやもやが全然晴れないゆりあが


「ゆりあーちょっと来てくれー!」


遠くで中西が木崎を呼んだ


「なんだろ…はーい!ゆっちゃん、ちょっと行ってくる」

「おー」


木崎は中西のもとに向かった


「なんですかー?」

「ゆりあ、悪いが、今からここを偵察してきてくれないか?」

「ここって…」

「敵の隠れ家かもしれない。ほんとは俺が行くのが一番良いんだけど…」

「大丈夫です。まかせてください!」


木崎はあえて明るく返事をした


木崎はすぐに準備をして中西に教えられた場所に行こうとした


「ゆりあ、危ないと思ったらすぐに帰ってこいよ、絶対に無理はするな。わかったな?」

「はい!」




















次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ