平和な世界へ…
□第5章
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「まーだ悩んでんのか?」
「ゆっちゃん…だってさ…」
ゆりあはあの初戦のことでいろいろと悩んでいた
「しょうがないだろ?これは戦争だぞ?生きるか死ぬかなんだからさ」
「そうだけど…」
「…お前のそう言うとこ嫌いじゃねーけどさ、ちゃんと割り切れって。じゃないと」
そう言って木下は木崎の頭をぐしゃっとして…
「死ぬ事になるぜ?」
「…死ぬ…か…」
「そうなったら汐莉めっちゃ悲しむだろうなー」
「…」
頭のもやもやが全然晴れないゆりあが
「ゆりあーちょっと来てくれー!」
遠くで中西が木崎を呼んだ
「なんだろ…はーい!ゆっちゃん、ちょっと行ってくる」
「おー」
木崎は中西のもとに向かった
「なんですかー?」
「ゆりあ、悪いが、今からここを偵察してきてくれないか?」
「ここって…」
「敵の隠れ家かもしれない。ほんとは俺が行くのが一番良いんだけど…」
「大丈夫です。まかせてください!」
木崎はあえて明るく返事をした
木崎はすぐに準備をして中西に教えられた場所に行こうとした
「ゆりあ、危ないと思ったらすぐに帰ってこいよ、絶対に無理はするな。わかったな?」
「はい!」
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