BL小説

□エイプリルフール
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「なん…で…」
その場に泣き崩れる
「なんで…なんで…」
涙が止まらない
「いきなり…すぎ…る」
俺は泣いた
泣いて泣いて、泣いた
それでもまだ
涙は止まらない




「…しょーご君?」
どこかで聞いた声がする
俺が顔をあげると
…黒子がいた
「どうしたんですかこんなところで」
今は近所の公園だ
「……ほっといてくれよ…」
「…無理です。
チームメイトが泣いていてほっとけるわけありません」
「…!!」



「あ、はい」
俺は黒子にすべて話した
「青峰君が急にですか」
なんか…適当そうに返事をする
「なんというか…」
「?」
「バカップルはやっぱりバカですね」
そういうと黒子はスクッと立ち上がった
「…は?」
「…まだわかりませんか?
今日は何の日か…
バカップルはとっとと爆発してください」
そう言い黒子はその場を去る
「今日…?」
携帯を見る
「…!!」
俺は急いで駆け出した。
行き先はもちろん…
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