BL小説

□すれ違いからありがとう
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※しょーご君視点
※二人は付き合ってる設定
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「はぁ…」
俺は深いため息をついた。

大輝がつめたい。
そう感じたのは1週間前。
最近、話しかけても生返事しかかえってこない。

「大輝…俺のこと、嫌いになったのかな…。」

俺は大輝が好きだ。
だけど…。
大輝は俺の事、本当に好き、なのか?

俺はいつも大輝に甘えていた。
大輝はいつもそばで笑っていてくれた。
でも、その笑顔は…

「嘘…だったのかな…」

ははっ、なんか笑っちゃうな。
本気になってたのは俺だけだったのかよ。
あ、やべ、涙でてきた。
でも、もういいや。
一回泣いて、大輝の事はもう忘れよう。

そう考えると涙は自然とあふれだしてきて。
地に落ちていく涙は
大輝との思い出が写っているように見えた。


「よう、しょーご」
「…!」

ふりかえるとそこには大輝がいた。

「こんなところで何やって…え…お前泣いてんのか?!」
「っ…。」
「どうしたんだよ?!何があったんだ?!」

大輝の優しさが心に刺さる。
大輝はなんでこんな俺に優しくするんだろう。
嫌いなら嫌いって言えよ。

「…ろ」
「は?何て?」
「大輝はっ…俺の事っ…、嫌いなんだろっ…。」
「…!!んなわけねーだろ!!」
「っ…だって、大輝っ…最近つめたいし…。話しかけても…生返事しか…、かえってこないし…」
「…!!」
「俺の事…嫌いなら嫌いって…、言えよ…。」

ぎゅっ…

「…?!大輝?!」
「ばかか、お前。俺がお前のこと嫌いになるわけねーだろ。」
「え…。でも最近…」
「っち…。しかたねぇか…。」

そう言うとポケットから小さな箱を取り出した。

「しょーご、心配させてごめん。俺、これ買うのに必死で…。」

箱をあけると中にはシンプルなリング。

「俺と…、結婚して下さい…。」
「っ…!?!?」

え…?!

「まてよ大輝、そんな冗談…」
「冗談じゃねーよ。」

俺をまた優しく抱く。

「本気で好きだ、結婚しよう」

涙が止まらない。
でも、この涙は、さっきの涙とは違って…。
…心が、あったかくなる、涙。

「っ…。こっちは恥ずかしいんだよっ!!早く返事しろ!//」
「…大輝…。」
「…ん?」
「ふつつかものですが…。よろしくお願い致します…。」


ああ、これから毎日。
…とても楽しい日々になりそうだ…。





んー、話グダグダ…。
とりあえず結婚おめでとう、青峰君、しょーご君!!!

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