イナイレ短編集

□regret
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涙で視界がぼやけててよく見えない。

いくら袖で拭っても、溢れ出す涙は止まってはくれない。



“貴方が幸せならそれでいい”

なんて絶対に言えない。

ねじまがったこんな心がどうしようもないくらい



私はキライ…………。


次の日から、剣城くんと彼女は、横に並んで歩くようになった。


あぁ、私ってとことん汚い奴だよね…



――貴方がすごく後悔する、そんな日が来ることを望んでた。

意地悪で醜いこの心がどうしようもないくらい私はキライ…



それから笑顔で呟いた。
それが本心なのか、嘘なのか
私は分からないけど。




『お幸せに』
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