Takuma.O
「必ず帰ってくるから待ってて」
そんな言葉を残して、君は行ってしまったけれど。
どれだけ待たせたら気が済むのよ?
この十何年、
ずっと、ずっと、ずっと、君のことを想っていたんだから。
その言葉に微笑む君。
言葉なんていらないよ、君がいるのだから。
二十一
今こむといひしばかりに長月の
有明の月をまちいでつるかな
百人一首
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