‡many feeling‡
□今日こそは…
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花「おい麗羅!」
貴「…何。」
花「好きだ。」
貴「…それ本気で言ってんの?」
花「んなわけねーだろ、バァカ!」
貴「まあ、そう言うと思ったけど。」
花「チッ、つまんねー女だな。」
貴「なら、関わらなければいいじゃない。」
花「お前が一人で本読んでるから、ぼっちなのかと思ってな。」
貴「別に話しかけてなんて頼んでないけど?」
いつもこの会話をしている。
彼女はいつも本を読んでいて、俺は毎回そこに行く。
正直言って、俺は彼女が好きだ。
一応毎日告白している…つもりだ。
でも、彼女は動じず、本を読み続けている。
つまり…毎日フラれている。
この会話は何回したことだろう。その会話の分、俺はフラれ続けている。
もう12月、2学期も終わろうとしている。そろそろ、この状態から抜け出そうかどうか考えている。
だが、きっとこのまま告白をすればフラれてしまうのは目に見えている。
しかし、このまま発展もないままでは、卒業まで思いを告げずに別れる。それだけはしたくない。
俺は決めた、今日ちゃんとした告白をする。
そして、俺は彼女に言った。
花「麗羅。」
貴「何?」
花「…今日放課後、体育館に来い。」
貴「…はぁ?なんで私が…」
花「いいから来いっつってんだよ、バァカ。」
それだけ言って、教室を出た。
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原「へ〜、ああいうタイプが好きなんだ〜。」
山「意外だな。」
瀬「花宮が言い合いで負けてんな…。」
古「体育館か…つけるか。」
「「「そうだな!!!」」」
花「そうだな!!!…じゃねーよ。何してんだ、お前ら!」
古「頑張れよ!未来のリア充。」
花「お前らぁぁああ!!///」
霧崎第一高校バスケ部のスタメンは花宮からお説教された。
その後花宮はリア充と化した。