*colorful feeling*
□第9Q
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「まあ、とりあえずだな…勝負しろ!!」
「まあ、いいぜ。」
それで、僕たちは1on1をすることになった。
「先攻はアンタからで良い。」
「僕に先攻を譲るなんて、点をくれるのと同じだよ。」
「はぁ?アンタ何言って…!?」
僕は青峰を抜いてからダンクを決めた。
青峰は立ち止まったまま動かない。
「だから言ったじゃないか、僕に先攻を譲るなんて、点をくれるのと同じだよって。」
「やってくれるね、アンタ。気に入った、バスケ部入れよ!」
「断る。」
「即答!?なんでだよ!!」
「ある人を探しているから。その人が見つかるまでは入らない。」
「ある人って誰だよ。」
「僕の弟だ。」
「そうか…もし、見つかったら絶対来いよ!」
「ああ、そうするよ、ありがとう。」
そのあと、僕は体育館を出た。テツと青峰はそのまま練習をしていた。
数日後の放課後、テツが電話でバスケ部を辞めると言ってきた。
その日は昇格テストが合った日で、テストの結果が悪かったのだろう。
「テツの決めたことなら、そうすればいいさ。でもあんなに頑張ってたのに良かったのか?」
「半年やっても上達しないのは才能に恵まれなかったからです、それは僕にはどうすることもできません。」
「そうか…。」
テツはその後青峰の所に行き、辞めると言ったがそこにある人が来て、テツはまたバスケをする事になった。