*colorful feeling*
□第4Q
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教室について席に着く。
するとやはり涼太の周りには女の子がたくさんいる。
(やっぱり人気あるんだなぁ…。)
そんなことを思いながら本を取り出して読み始める。
「あの…。」
いきなり誰かに話しかけられたら。しかしどこにいるのかわからない。
キョロキョロしていると、
「こっちです。」
といわれ、その方向に向くと水色の髪の少年がいた。
「っ!?君、いつからいた!?」
「君達が来る15分くらい前からいました。」
「マジか。」
「マジです。」
「ところで君は?」
「黒子テツヤといいます。」
「僕に何か用かい?」
「その本のシリーズ、僕も好きなんです。」
「君もこれが?珍しいね。」
「よく言われます。あと、『君』はやめてください。」
「じゃあテツヤだから…テツとか?」
「はい、それで。」
「僕も名字じゃなくて、名前で呼んでくれ…って言ってもまだ言ってなかったな。白星麗羅だ。」
「じゃあ、麗羅さんで。」
「よろしくな。」
「よろしくお願いします。」
中学校に入って初の友達が出来た。