【銀魂】
□二章・此処にいる理由
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攘夷党の情報が飛び込んできたのは莎花が土方と鬼ごっこの最中だった。
監察からの情報により、莎花と土方は直ぐに攘夷党のアジトに向かった。
木に覆われた先に薄っすらと見える影は屋敷の一部分。
茂みに身を潜めた監察のもとに私たちも到着し、息を落ち着かせた。
「数は40ほど。ですが、統一性は皆無。今は山崎さんが内部で待機中です。」
『あ?何だ。退のやつ、もう復活したのか、、、。あのオヤジ、効き目は絶大って言ってたのに。』
チッと、舌打ちすれば今朝のデジャブがまたここに。
スパーンと頭を叩かれた。
幸い顔面を地面に打ち付けることはなかったが。
「テメェはどこでアレを入手してんだッ!どれだけ俺を殺してーんだよッ!!」
身を潜めていた土方は、短く息を吐くと、まぁいい。と、言葉を続けた。
「一番隊は、三番隊と合流後南側で待機。俺は、近藤さんと四番隊と北側に回る。山崎から連絡が入り次第突入。他の隊には周りを固めさせる。高階、総悟が来るまで動くなよ。」
指を指され、監察の隊士が苦く笑う。
『副長やめて下さいよ。私、どれだけ無鉄砲な言いッぷりされてるんてすか。』
「お前を無鉄砲と言わねェなら、どのレベルを無鉄砲にすればいいのかわかんねェな。」