なんてキャラクター崩壊だ!

□部長交換
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「あ〜今日の部活遅刻やー!」

「ゆーしが山田に『ツンデレとデレツンの違い』を熱い上にキモく語ってるからいけないんだっつの!」

「がっくんはどっちかっていうとツンデ」

「いいから急げよ(無視」






授業も終わった午後3時45分。
陸上部顔負けのフォームで走る2人。(怖え!)






「やべー跡部にまた怒られる〜!」

「大丈夫やって!さっき会った時けーちゃんは今日は用事あるって言って…」




全力疾走する忍足と向日がコートに着くとそこには



「フフ…俺の部活に遅れてくるなんてね。ちょっと冥王星あたり行っとく?」




王者立海大主将、幸村が氷帝ジャージをなびかせて立っていた。









◆部長交換◆









「ちょっ…!これは一体どういうことや!けーちゃんは!?俺のけーちゃんは!?」

「いや、そこじゃなくてまず幸村につっこむところだろゆーし!」

「二人とも落ち着いてくださいっ!」



慌てる二人をなだめる鳳。(保護者的な意味で)
やはりどう考えても氷帝は2年の方がしっかりしている。




「いや、そうなるのもわかるぜ長太郎。俺もまだよくわかんねーし」

「それより幸村さん、なぜ氷帝ジャージを着てここにいるのか教えてくれませんかね」

「そーそー!もしかして幸村くん転校してきたのー!まじまじすっげー!」



氷帝レギュラー大集合!(何このノリ)




「フフ…相変わらず騒がしいね氷帝は(ニコッ)実はね。全国大会出場校の部長達が、大会前に他校で交流するという企画が持ち上がってね。まぁわかりやすく言うと部長交換ってことかな」





さりげなく笑顔で毒を吐く幸村様。(ヒイイ!)

ちなみに、立海で授業を受けてきたはずの幸村が何故30分もかからず氷帝に居るのかは聞いてはいけない。(聞くと呪われます





「ちょっ…!何だよ大会前にそんな頭悪そうな企画考える激ダサ野郎は!」

「フフ…そんな頭悪そうなおめでたい企画考えるのって、1人しかいないじゃないか」

「も…もしかして跡部部長ですか」

「鳳君、正解。でもよく『頭悪そう』っていう単語で跡部だってわかったね。跡部にちゃんと伝えておくよ」

ああああっ!!や、やめてくださっ!!」




はやくも弱みを握られる鳳。(これはひどい!)




「たぶんね、跡部が青学に行ってるから彼は青学の部活がどんな感じか体験したかっただけなんじゃないかな。手塚大好き人間だから、手塚と同じポジションになりたかったんだよどうせ。フフ…全くいい迷惑だね」



返す言葉もない氷帝レギュラー(そりゃそうだろうよ!)




「まぁ決まった以上、(嫌でも)やるしかないよね。たった3日間だし。」

「ええええ〜3日もけーちゃんに会えへんの〜!嫌や嫌や〜!」


床に座り込んでだだをこねる忍足。

もしかしたら、跡部は少しの間だけでいいから忍足から逃れたかったのかもしれない(悲しすぎる!





「…そういう事ならしかたねぇな。やってやるか」

「宍戸さんがそう言うなら俺も…」

「何だかたのC−!」

「フフ…物分りがよくて助かるよ。あ、そうそう。俺基本的に絶対王政だから。そこのところよろしくね」





笑顔で何言い出すの!?
この時、氷帝レギュラーは全員心の中でシンクロしたという(試合でやれよ!)



「あぁ忘れてた。部活に遅刻してきた忍足と向日。君達は『緑色の火星人が追いかけてくる〜!』って言いながら
グラウンド20週してコートにおいで」

「!!」


そんなこんなで幸村様の恐怖政治は始まった。(逃げるという選択肢は許されない)(何という強制イベント!)
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