05/11の日記

02:22

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『不可侵条約の行方』

岬「ここからこっちは僕の陣地だから、入ってこないで。」
若林「…何でだよ。」
岬「何でだよじゃない。若林くんが何もしないって約束したから、一緒のベッドで寝るんだからね?」
若林「いや、これは俺のベッドなんだし、俺がどこで寝ようと何もしなけりゃいいだろう?」
岬「………う、ん、…まあ、そうだけど。」
若林「だろ?」
岬「ちょ、ちょっと、だからって若林くんが真ん中で寝たら僕の寝る場所が…」
若林「腕枕。」
岬「………ええっ?」
若林「ほら岬。いいだろ、腕枕くらい。」
岬「無理、無理無理。」
若林「何だよ、そんなに大袈裟に考えるなよ。何もしないって言ってるだろ。お前はただ俺の腕を枕にして寝るだけだ。…な?」
岬「な?って言われても。だって、そんなことしたら凄く近いよ。」
若林「そんなの当たり前だろうが。枕はこれ一つしかないんだ。この枕に一緒に寝るなら、腕枕よりもっと近くなるぞ?…ん、それはそれで有りだな!」
岬「………いいよ、わかった。腕枕でいい。若林くん、…本当に何もしないんだよね?」
若林「しない。」
岬「本当だよね?眠ったふりして僕を抱き締めて離さなかったり、寝惚けたふりしてキスとかしたり、絶っ対にしないんだよね?」
若林「………え、…あ、…いや、…ちょっとくらい、寝惚けたりするのは………ほら、…寝てるんだし…まあ仕方ないんじゃないか…?」

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