10/07の日記

15:18
更に続き(ナレーション)
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拍手ありがとうございます。

今回はナレーションのお仕事について。
声の仕事と言っても私はだいたいナレーションとキャラの声が半々くらいだったんですが、その人の声質や所属してる事務所によってそこら辺はまちまちです。
基本的に声優側が仕事を選んだりは出来ません。
巡ってきた仕事をありがたく受けるのみ。
辞退できるのはよっぽど仕事が立て込んで物理的に無理な場合とか、声優のネームバリューのほうが強い場合とか。
事務所によってアニメに強いとか吹き替えに強いとか特色があったりするので、自分がしたい、あるいは仕事がもらえる事務所に移動(転職)したりは出来ます。

ナレーションは基本的にブースに1人で、テーブルがあって前にキューランプ(録音スタートの合図を赤く光って教えてくれる)と置きマイクがあって、椅子に座ったまま読み上げます。
ペットボトルの水を置いておいてもらえたりします。
自分でも用意してるけど、あればありがたくそちらからいただきます。

ナレーションはアニメと違って事前に原稿を貰えない事も多いです。
私はそうだったんだけど、これもお仕事先によるでしょうね。
物語を読むのは事前に貰えましたけど、販促CMとかパソコン音声なんかはその場のみでした。
社外秘な原稿とかは仕事後の持ち帰りも駄目でした。書き込みOKだけどその場かぎり。
短いので15分、長いので2時間缶詰めを数回。
2時間は喉も集中力も擦り切れます。
短い時はテストダメ出しラステス本番って感じなんですが、大量にあると最初に少し読んで方向性の確認をして、その後テスト無しで初見読みで一気に本番をやります。
ミスした時のみ録り直し。
2時間が長くて喉が死ぬかと思ったんですが、あとで先輩に聞いたら「私は3時間したけど平気だったよ」と。
1時間過ぎた後で小休憩はあったんですけどね。

ナレーションはキャラを作らなくていいので、そういう意味では楽でした。
ただ私めちゃくちゃ早口言葉とか苦手なんですよ。滑舌甘い方です。ら行とかあ段が続くとひえっとなります。
お仕事で一通りの早口言葉を言わなきゃいけない時があって、かえるぴょこぴょこでミス連発して、上手くできた時に言った「やったー!(台詞)」が気持ち乗り過ぎて、クライアントさんと一緒に喜んだ記憶があります。(笑)
優しい人たちとお仕事できて良かったです。

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