09/23の日記

06:02
思い出話続き
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拍手&メッセージありがとうございます。

前回の続きです。
在学中はもう一つ、卒業制作で他のアニメ科の人達が作った5分位のミニアニメに声を入れさせてもらいました。
これも声をかけられた時にはキャスティングが決まっていて、同時に台本をいただいて。
前回のお仕事で知り合った女の子がママ役、クラスメイトの男の子がパパ役で、声優のMさんがお兄さん役、私が妹役でした。
本物の声優さんと初めて一緒のお仕事です。
当然なんですが、本物の声優さんはめちゃくちゃ上手かったです。演技の迫力が本当に桁違い。
ブースに入ってマイクの前に立って台本片手に映像を見ながら声を当てるという仕事はこれが初めて。
ブースの中はめちゃくちゃ緊張します。静かなので。
マイクが余計な音を拾っちゃうので録音中は無音。
唾を飲み込む音が響きそうでためらうくらい無音。
イヤリングネックレスの類いは外します。
台本をめくる時も音を出さないように気を付けて持つ手を少し下げます。
最初は演技より何よりこのマイクワークが鬼門で、マイクと口の適正な位置に一発で入れなかったり、台本のペーパーノイズを入れてしまったり、自分のセリフの番なのにマイクに入れなかったり。
あと、口パクを合わせるのが慣れないと大変で。
緊張すると微妙に早口になって合わなくなる。合わせようとそちらに集中すると演技が疎かになる。
でも、これこそ夢見ていた声優のお仕事って感じで、やっていてとても楽しかったです。

そういえばMさんとはその後もずっとご縁があって(うちの社長と仲良しだったので)、違う事務所なのに沢山お世話になりました。

当時は声優ブームのピーク少し前で、私がいた年は学校の声優クラスが20クラスあり、1クラスごとに50人いました。
1年後の卒業時に残っていたクラスメイトは6割くらい。
そこから色々な声優事務所や養成所に分かれたり、夢を諦めて就職したり。
私が入った事務所には同期が40人くらいいたはずですが、3年後に残っていたのはその3分の1くらいです。
私のママ役だったKちゃんとは事務所が同じで仲良くなり、彼女は1年目で有名アニメのレギュラーを2本取り、アニメ雑誌にも期待の新人として特集を組まれ、それなのに数年で辞めてしまいました。
もう一人仲良しのMちゃんも事務所移転時のゴタゴタで別事務所へ。
私は全然仕事を取れなかったので、仕事を取れる人でもどんどんいなくなるのがショックだったなぁ。
数年後にはあんなにいた同期がたった二人だけになり、その同期の男の子Tくんもやがて別事務所に移ってしまいました。
今でも現役で頑張っているのでテレビで見かけると嬉しいです。
彼は中卒で学校に入って事務所に来たので同期の私とは年齢差が結構あったんですけど、凄く頑張ってどんどん上手くなっていくのを目の当たりに見てきたので、半分はかつての戦友として、もう半分は母の気分で応援しています。(笑)

あ、ちなみにその学校の当時の同期で今でも生き残ってるうちの1人が(3、4代目若林くん)です。
でも全く面識はありません。彼と同じクラスだった友人がいて、卒業後暫くしてからその事を聞きました。
入学前の公開オーディションで彼は確か優勝してるんじゃなかったかな。あれはMちゃんだったっけ。
そのオーディション私は1次審査で落ちました。優勝すると学費免除だったんですよ。



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ゆう様

こちらではお久しぶりです。
ほとんど更新がないのに何度も来ていただいてありがとうございます。
過去の思い出話、少しでも楽しんでもらえたなら書いて良かったです。
ネタなら色々あるのでまたいつか書きますね。
パソコンゲーム、当時はまったく知識が無くて。
ただの格ゲーだと思ってたからゲーム雑誌で18禁の新作で紹介されていて、声を入れたみんなで本見てびっくりしたんですよ。
ゲームの仕事って自分のキャラ表とセリフしかもらわないので全体像がよく分からないんです。
その時の女の子の中で最年長の子(既婚者)が購入してくれて、みんなでパッケージ見たらがっつりエッチな絵があっておののいた記憶があります。
あれ同人ゲームだったんですかね。どこで見分けるんだろう。
ずっと前に本名でエゴサしたら、その時の巫女のキャラを好きでサイトまで作った人のサイトを見つけて、あれも嬉しくて感動したなぁ。

お話も読んでいただきありがとうございます。
シュナイダーと岬くんの組み合わせはなんだかとても美味しいし描きやすいです。
絵面も華やかになって妄想してても楽しい。
体操服の下は今時のハーフパンツっぽいのを想像してました。色は水色で。
今少しずつ絵で描いてるんですけど、なかなか描き上がらないので、いつか描けたら載せますね。

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