詩
□接吻
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初めての口付けはいつだったか
たぶん
小学生最後の夏
あの熱かった決勝戦の後
まるで
それが普通の仕草のように
君は僕の額の傷に口付けて
ごめんって
聞こえるか聞こえないか
ぎりぎりの囁き声の後
唇と唇が触れ合った
何に対する謝罪なのか
どうして今キスされているのか
僕は解らなくて
…解らないから
そのまま
動くことができなかった
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