バザール2

□MILK
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アトガキ

真様のサイトの2万打祝に差し上げたお話です。
一応リクエストの「同棲中でラブラブ」を目指してみました。季節は冬です。
積極的な若林くんと、奥手の岬くんは、星夢の大好きな王道の組み合わせです。



オマケ

「慣れるまでするからな。」
若林くんは僕を捕まえたまま妖しく笑う。
そんな事を言われても、いつか慣れる時が来るとは到底思えない。
まだ、震えてしまう。
若林くんの柔らかい唇が一瞬触れて、離れる。
ただ、それだけの事なのに、どうしてこんなにドキドキするんだろう。
「…岬、」
何度も優しく重ねられる唇。
慣れるどころか、心拍数はその度に上がっていく。
「…どうだ?…少しは慣れたか?」
若林くんはゆっくりと囁き、そして笑う。僕を見て楽しそうに。
「岬、顔真っ赤。」
「…見ないで。」
思わず腕で顔を覆う。
「隠すなよ。可愛い顔をもっと俺に見せてくれ。」
腕を取られて身動きがとれなくなる。そして。
「ひゃあっ!」
キスかと思ったら、いきなり唇を舐められて、悲鳴を上げて飛び退いた。
「な、なな何す…キスだけって言ったのに」
「キスだろ。」
若林くんは笑っている。
前言撤回。安心なんてとてもできない。
「…早く俺に慣れろよ?」
若林くんは優しく微笑むと、身体を固くした僕の唇にまたそっと口付けた。



END
20090428
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