バザール(企画、リクエスト等)

□小ネタ劇場2
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「おい、反町。岬に聞いたんだが、あの話は本当なのか?」
「何だ、今度は若林かよ…。何で二人して俺に聞くんだ。休憩でも時間は足りるんだよ、普通は。だから休憩が二時間なんだろーが。」
「へぇ。俺は行かないから知らないが。」
「行かなくても、見かけるだろ?」
「日本にしかないぞ。あれ。日本に来た時にわざわざそんな所に行かないしな。」
「…あっそ。」
「という訳で、俺は全くよく解らん。お勧めの場所があるなら教えてくれ。」
「……そんな所にわざわざ行かなきゃいいだろ?」
「…岬が行きたがってるんだよ。お前のせいだぞ。俺が連れてく以上、変なところに岬を連れて行きたくない。」
「…ああ、そう。相変わらずお熱いことで。」
「一人だと入れてくれないんだ。」
「ちょっと待て。行くなよ、一人で。」
「事前に中を見ておきたいと思っただけだ。反町お前一緒に来い。」
「何が楽しくて若林と一緒にラブホに入らなきゃならないんだよ。」
「金は払うぞ?」
「そういう問題じゃないだろ?身の危険を感じたぞ、今。言っておくが、俺と岬は似てないからな。」
「当たり前だ。だが、必要とあらば俺は何でも…」
「やめろっ!誤解されもいいのか、岬に。」
「いや、それは困る。」
「俺も絶対にお断りだ。お前の岬に対する愛はよく解った。俺のラブホ情報は全部教えてやる。頼むから、岬と二人で行ってきてくれ。」
「…解った。…ところで、休憩って本当に二時間なのか?」
「まあだいたい。」
「ちなみに二時間過ぎるとどうなるんだ?」
「さあ?…俺は知らない。」
「…二時間以内か。思うに愛情が足りないんじゃないか?」
「いや、だから、それは愛情の問題じゃなく、単にお前が遅…」
「愛情だ。」
「………。ああ、そうだな。…きっと。」



END
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