宝物部屋(戴き物小説)2

□サンタ岬さん
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 ここは若林家別荘。
 若林くん喜ぶかな?と岬は煙突に身を踊らせた。今日、掃除を終わらせた後、そそくさと帰っちゃったのは、ちょっと怪しかったかな?器用に降りて、それから、暖炉から出ようとしたら。
「こんばんは、若林くん…って、何これ!」
「ふっふっふっ引っ掛かったな、岬サンタ」
「これ、靴下!?」
「そうだ。この日の為に用意した大きな靴下だ」
やけにあっさり帰らせてくれると思った。煙突を見て、驚かせようと思った岬も岬なら、靴下を用意していた若林も若林。
「とにかく、クリスマスのプレゼントは岬だからな!」
「はいはい」
クリスマスはそれはそれは楽しく過ごす二人でした。



(おしまい)
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