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□またさらわれた
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「……!」
痛い、触るな、やめろ
余裕がなくなってきた。
「……っう」
逃れようとしてたら手が離れていった。
「…はぁ、はぁ」
「…もうやめまショウ」
起き上がろうとしたら止められた。
「ユーにはコレを飲んでもらいマース」
何だか嫌な予感がして無理にでも起き上がろうとしたらまた押し倒され、押さえつけられた。
「…何の、薬だ…!」
「痛み止めデス」
「…飲まない!」
口を閉じていると、男が、水と薬を口に含んだ。
「……!?」
口を開けられまいと固く閉じていると
「……っ!」
腹部を押され、思わず口が開きかけた。
男はそれを見逃さず、唇を合わせ流し込んできた。
「……!ん、んー!」
頭を動かし逃れようとしても、頭を片手で固定されて無理だ。口を閉じようとしても、腹部をもう片方の手で押されてしまって出来ない。混乱状態に陥ってしまっている。唇が離れるまでの間が長く感じる。薬を飲み込んだのを確認し、唇がようやく離れた。息が止まるかと思った。
「…っ、…?」
視界がぼやけ、眠気が襲ってきた。
「…グッドナイト」
それ以降覚えてない。