おとしたのーと。
□かくれんぼ。
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私は、骸の部屋となっている部屋の柱の影に隠れていた。
…ココは骸が探しに行く前に居た所からさほど遠くない位置だ。
ココに隠れている理由は…
まぁ、灯台下暗しって言うでしょ?
とか言う理由でw
(…犬と千種、もう見つかっちゃったかな…?)
私は自分の心配ではなく、犬と千種の心配をしていた。
だが、自分だって先に見つかりたくはない。
(今、骸は何処に居るんだろ…?)
柱の影から少し顔を出して、そーっと周りを確認してみた
――――― ら、
<ギュッ>
っと、後ろから誰かに抱きつかれた。
『キャッ!?』
私は小さく悲鳴を上げた。
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