七日間のキセキ。
□初めてのゲームセンター
1ページ/3ページ
「なぁツナ!コレとコレ、どっちが良いと思う!?」
宣言通り、俺の物を買いに雑貨屋へ来た俺とツナ。
俺の手には現在、携帯用ストラップが2個摘ままれている。
「黒猫と白猫…?ん〜、…羚ちゃんにはコッチ、かな」
指差されたストラップは、"黒"。
俺のバッグの模様と同じ。
「よし、じゃあ買ってくる!」
数点の品を手に、レジへ走った。
*+*+*+*+*
《ツナside》
「、あ…」
お会計に行った羚ちゃんを待つ間、暇な俺は店内をぐるりと回っていた。
それほど大きくない、極々普通の雑貨屋。
その中に、"ある物"を見つけた。
「……ネックレス?」
葉っぱの形をかたどった、ロケットペンダント。
一目見た瞬間に、羚ちゃんを思い浮かべた。
「……今日は羚ちゃんへのお詫びだし、」
掛かっていた所から、1つしかないそれを外した。
.