七日間のキセキ。

□無機質な白の中、有機的な紅。
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「なぁ、そろそろ面会時間も終わる頃じゃないのか?」



外はすっかり夕闇に包まれているのが窓ガラス越しに俺の瞳に映る。


俺が助けられたのは、まだ日が一番上まで昇ってない時。


貧血で気を失った事と精神的ストレスで気を失い、病院に運ばれ、目を醒ましたのが午後5時。


それからかれこれ小一時間は経っている。



「そうだね。看護師さんも『面会は18時まで』って言ってたし」

「じゃあ、ツナも帰らなきゃ」

「あ〜、………うん。その心配は要らないんだよね」

「…え?」



帰らない。


それならツナは、一体今からどうするつもりなのだろうか。


明日だって学校があるのに。


頭をフル回転させても導き出せない答え。



次に言ったツナの答えは、衝撃的な内容だった。




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