七日間のキセキ。
□少しの罪悪感
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「――――っ、」
鼻に付く、消毒液のにおい。
うっすらと閉じていた目蓋を開くと、無機質な白い天井が目に入る。
此処は何処だろうかと辺りを見渡そうと首を回す。
―――が。
「痛っ、」
身体中、電撃が走ったかのように鋭い痛みが駆け巡った。
《カチャ》
「――あ、羚君!?」
戸が開かれる音と走り寄る足音。
そして、
「――羚君ッ、
―――…
羚ちゃん!!
」
"女"の俺を呼ぶ声がした。
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