七日間のキセキ。

□警鐘
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〜ツナside〜



「――にしても、何でアイツは何も理由聞いて来なかったんスかね?」

「うん………そうだね」

家に着いて、いつもと同じ様に俺の部屋に集まった。


羚君には、まだボンゴレの話はしていない。というか、話すかどうかも決めて居ない。
一般人である羚君には、出来ればコッチの世界に触れて欲しくないのが本音だ。


だから"九代目"とか羚君を省いて話をするという事に対して追究されなかったのにはホッとした。

でも、始めから何も聞いて来なかった、というのは少し不安になる。

(関わりたくないって――思ってるのかな?)



"まだ"と言った君の答えが何なのか、悪い事じゃない事を願う。











「九代目の連絡によると、ボンゴレの敵対勢力が日本に向かったらしいんだ」


リボーンの言葉に、何処からともなく唾を飲み込む音が聞こえた。

「つまり――十代目が狙われるって事っスか…?」

目が鋭くなった獄寺君と山本。
リボーンも、心なしか目の光が少なくなった気がする。

「そうだぞ。奴らはボンゴレ十代目――ツナを狙ってやって来る。…いや、もう来ているかも知れねーがな」





――これが俺達の運命を変えてしまうなんて、その時誰も知らなかった。





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