七日間のキセキ。
□お咎め
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「―――で、遺言はそれだけかい?」
「「ヒィッ!!」」
ツナに連れて来て貰った応接室。
予想出来て居た事だけど、雲雀様は視線で人を殺せる位に怒っていらっしゃった。
そう、俺が心の中でも尊敬語を使う位だ。
その凄さを読み取って欲しい。
「……君、何処向いてるの」
しかも、さっきから何か知らないけどブツブツ言ってるし。
そう言う雲雀さんは、俺を白い目で見ていた。
あ、しまった。
読者さんに向かって話してしまった。
「僕の事を無視するなんて君、良い度胸だね。風紀委員にでも入r『入りません!!』――そう、残念」
残念、と言った割りにはとても嬉しそう(どちらかと言うと楽しそう?)だった。
「―――で、本題なんだけど、」
あ、ちゃんと呼び出した理由があるのか。
と思った俺を数秒後には蹴り飛ばしたくなって居る事は知る術が無かった。
「赤ん坊に『呼び出してみろ』って言われたからなんだけど」
何だろうね?―――って、
俺が聞きたいよ!!
俺の願いも虚しく、
全ては今後も明かされる事は無かった…。
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