七日間のキセキ。
□反応
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「ちゃおっス」
「何だい。また来たのかい、赤ん坊」
ツナや羚達が昼食をとっている頃、応接室にはリボーンと雲雀の姿があった。
「雲雀。
オメーは羚の事をどう思う」
「いきなり来て、何を言い出すかと思ったら…」
そうだね、と一呼吸置いて。
「葉月 羚は面白そうだと思うよ。
僕がトンファーを振り上げても、目を閉じさえしても避けようとはしなかったし」
「やっぱり雲雀も気付いてたんだな」
顔を合わせている二人は、フッと口の端を上げた。
「何言ってるの。この僕が気付かない訳無いでしょ」
あの草食動物とは、
またいずれ話したいな。
目を細めた雲雀が呟くと、「じゃあ此処に呼べば良いじゃねーか」とボルサリーノを目深に被ったリボーンが答えて窓から飛び降りていった。
「……これは、
呼び出してみろって言う事かな?」
怪しげな笑いが一つ、
応接室に響いた。
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