七日間のキセキ。

□家族
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―――結局、俺も含めた4人で帰る事になった。



「――そう言えば、何でツナが『10代目』なんだ?」


昼食の時からの疑問を口にすると、


「それは勿論、10代目がボンゴr『わわわっ!!な、何でも無いよっ!?』

獄寺が答えようとして、ツナが阻んだ。

俺が眉間にシワを寄せていたのを見たのか、再度「何でも無い」と繰り返すツナ。

すると―――――





「ちゃおっス」





「「リボーン!!」」
「リボーンさん!」
「小僧!!」



目の前に、リボーンが現れた。

*―――俺のコマンド―――*
|            |
|たたかう        |
|道具をつかう      |
|にげる    ←ピ   |
|            |
*――――――――――――*



〈タッ〉←後ろを振り返って逃げる音。

〈ガンッ〉リボーンが俺の背中に飛び蹴りを喰らわせた音。



「痛〜っ…」

地味に痛い。
と言うか、物凄く、痛い。
(大事な事だから二度言うよ〜)


「羚君!?」
「「葉月!?」」


痛がっていたら、一緒に下校して来ていた3人ともが、心配してくれたのか、駆け寄ってきた。


――見てるだけじゃ無くて、
誰か、俺の背中に乗っている赤ん坊を退かしてくれ。


「―――ぅ〜〜…」

痛い。

痛い。

イタイんだ!!


…誰が『イタイ』って?

あ、ヤベ。
リボーンが睨み付けてきているのが良く分かる。

その証拠に、冷や汗がタラーリと流れた。

『な、なんでもアリマセン…』

俺の答えに若干満足いかなさそうだったが、リボーンは上から退いてくれた。

―――ってか、
俺、口に出して言って無いよな…?


まぁ、それはともかく。

自由になった身体を起こし、俺はリボーンへと向き直る。



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