七日間のキセキ。

□友達
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――ツナを連れて、中庭までやって来た。


そして、ようやく大事な事に気付いた。


「―…ツナ。もしかして、他に一緒に食べる人、居た?」


繋いでいる左手はそのままに、後ろを振り返って聞く。

見ると、彼は繋いでいない左手を膝について、ゼェハァと肩で息をしていた。


―――そんなに速く走っただろうか。


彼の息があらかた整ってきた所で、再度尋ねる。

「ツナ、一緒に食べる人i『居るに決まってんだろ!!』

尋ねていた途中で、誰かの声が後ろからした。


そして後ろから駆けてくる足音が近くで止まり、


「10代目!お怪我はありませんでしたか!?」


俺に掛けられた声が、先と全く違うトーンでツナに話しかけた。


「う、うん…。大丈夫…」






ズキリ。




と、




胸が痛んだ。




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