七日間のキセキ。
□まさかの同室!?
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「―――なぁ、羚」
「ん?」
振り返ると、リボーンが居た。
「オメー、何か隠し事してないか?」
「…あ〜、あれの事?
別に俺は隠すつもりじゃないんだけど」
「なら何でツナと同じ部屋で良いって言ったんだ?」
「――俺、全くそういうの意識して無かったよ」
「ハァ?お前、バカか?」
「それ、よく言われる」
「……まぁ良い。
俺も居るから、間違えが無いように見張っておいてやる」
「ハハッ、それは頼もしいな」
「…羚、ちょっとついて来い。出掛けるぞ」
「何処n『ツナに服まで借りる気か?』…わかった」
「オイ、フウ太」
リボーンは通り掛かったフウ太を引き留めた。
「?なぁに、リボーン??」
「少し羚と出掛けてくるから、ママンにそう伝えておいてくれ。
夕飯の時間までには戻る」
「わかった。ママンに伝えておくね。
リボーン、羚兄、いってらっしゃい」
笑顔に見送られて、家を出た。
「――フウ太も騙されてるぞ」
「だから、俺は騙すつもりなんかじゃないって…」