エデン(Eden)

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「護衛兵、黄の国の王女様だとわかっていたら城に通すんだ。

とりあえず僕の婚約者なんだから。」




「ハッ、申し訳ございません!!!
リト様!!」



ガシャンッと鎧を着た青の国、城前の護衛兵が謝る。
そう、青の国、城前



リト―

どうやら私があった青い魔道書を持った、青の国の軍の副リーダーの人はここの王女様の執事でもあるらしい

言ってしまえばリュウガ君と同じようと言ってもおかしくはない。



名前はリト君と言うらしい。
そして一度も顔を見たこともなかった私の婚約者。










「さあ、ラィア王女…と執事様
城の中にミリア王女がいらっしゃるのでご案内します。」




「うん。ありがとう。」




「…。」



俺はちょっぴりおまけ扱いを受けているようだ。

まあ、今さっきの様に普通執事は敬語を使うべきなのに、俺は使っていない

城に来る途中ラィアと少し話をしていたが、あの執事…リトは俺のことを少し見えていたような気がする。






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カツン、カツンと響く靴の音





「ラィア王女。
本当に僕の事覚えておりませんか?」



「うん…ごめんね。
本当幼い時にここに来たのなら私覚えてないや。」



あはは、と笑うラィア
そう、ラィアは幼い時、ちゃんとした国などの知識が全くない頃、この青の国に一度だけ訪れていたらしい。

そう、青の国に来て、この青年
リトに挨拶をする為に







大きな扉
そして複数の護衛兵



「さあ、着きました
この中にミリア王女がいらっしゃいます。

どうぞ、お入りください」
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