エデン(Eden)
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[赤の国][青の国][緑の国]
[黒の国][白の国]
……
まだまだ知らない国はたくさんあるらしい。
そしてこの国たちの中央にある国が
希望の[黄の国]
私は何度も黄の国の家庭教師の「リキニース」から何度も教えてもらった。
「んーもー!!!
ラィアちゃんその話何回目!?」
「えへへ、ごめんね。リュウガ君」
片手に彼女専用の勉強道具をもった
黒髪の少女。
僕のともだちの「ラィアちゃん」だ
「もー…
ラィアちゃんは大真面目すぎるんだから!!」
「でもリュウガ君も少しは未来の姫様を支えるくらいになれるような執事様になれるように
すこしは知識をつけといたらどうですかー?」
「む…」
そう、ラィアちゃんは未来?少しむずかしい言葉で言うと将来
この希望の国、黄の国の姫となるんだ。
姫となるのだから彼女には王子様、まだ言葉が
よくわからないけどこかの国に〈こんやくしゃ〉?という存在がいるらしい。
僕の家はそんなに裕福な家でもないし
言ってしまえばこの光の国で一番貧乏な国なのかもしれない。
「裕福とか、貧乏とかそんなので差別されるなんて最低だよ!!私が姫になったらそんなルール壊すんだから!!」
その言葉を聞いた黄の国のあまり裕福ではない国民たちは彼女が将来、姫になることを十分期待している。
もちろん僕も
だから将来そんな彼女を一生懸命に支えたいと僕は思い、
彼女の執事になろうと今からラィアちゃんから姫様の手のとりかたとか教えてもらっている。