オレンジデイズ

□なかなか手強いようです。
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私がトリップしてから一週間たった。早いものですねぇ。

もちろん一週間、いろいろなことがありましたよ。アミちゃんたちと仲良くなっちゃったよ。この前家に来たんだよ。


「こんにちは〜」


それはもうびっくりで!バン君なんにも言ってなかったから、腰から崩れ落ちそうになったよ。叫びそうになるのを抑えながらなんとか笑顔で挨拶する。


『ハロー。ボンジュール。』
「ナノハ、それ意味同じだから。ここは日本ですけど?」
『ううるさい!今日来るって一言ぐらい言ってくれれば良かったのに!』
「I don't know what you mean.」
『このやろう!』



巧みに英語を使いやがって!ついに口が悪くなってしまったがアミちゃんたちの存在にはっとして口を手で抑える。いけない、流石に悪い印象を与えてしまったか!


「面白ぇな〜」
「ええ、なんかコント聞いてるみたい」


私たちをみながらニコニコと談笑するアミちゃんとカズくんにひとまず一安心。


「聞いてたよりずっと可愛い人だな!」
『やっだ!カズくんお上手!』
「……早く上行かない?」


バン君の言葉に二人は頷く。それじゃ、と歩いていく彼らを見て、やっぱりこの3にんいいなぁ、と思った。なかなか絵になりよる。実は三角関係とかシュールな展開来ないかなぁ。


それからお菓子を持っていきがてらバン君のお部屋にお邪魔してアミちゃん達といろいろなことを話をした。


『カズくんって筋肉ムキムキだよねぇ』
「鍛えてるからな。」
「でも、ナノハも世界中旅してるんだから実は筋肉ついてるんじゃない?」
『……え?』
「?違うの?」
『あ、いや!?…因みに、バン君は私のことをなんて?』
「「放浪癖のある遠い親戚」」


……無理があり過ぎじゃないですか?!それで納得してしまう二人が怖い。バン君を見ると親指を立てていた。しかも、なんでそんな自慢げなの。のらないわけには行かないのでなんとか合わせてみた。


『そうなの!でもたまにだからね!筋肉自体はあんまついてないかも』
「へぇ〜。じゃあ、鍛えるか!」
『遠慮します』
「即答!」


別に筋肉欲しいと思ってないからね。トリップする前は一応運動部に入っていたから必要な筋肉はすでについてるしね。


こうしてアミちゃん、カズくんと仲良くなったわけです。







―――――――――――


バンが空気。







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