ダンボール戦機

□Halloween!
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今日は、ハロウィンです。


だから今から愛しのバン君のところへお菓子を貰いにいこうと思います!


……それが波乱な1日の始まりでした―――








『フフッ、バン君お菓子持ってるかな?』


ジン君たちから彼はメンテナンスルームにいると聞き、ウキウキしながら廊下を歩く。


ちなみにさっき、トリックオアトリート!とみんなからお菓子を貰ってきているのでポケットの中に詰め込まれている。


だからバン君が最後だ。


今もLBXのメンテナンスしてるのかな?
今日ハロウィンだって気づいてるかな?
お菓子持っていなかったらイタズラなにしようかな??


そんなこと考えていたらいつの間にかメンテナンスルームについていた。


『思いっきり驚かせてあげよう。』


よし。
と気合いを入れてドアを開けた。(自動ドアだけど)


『バン君!トリックオアトリー……』


ドアを開けての第一声は目の前の光景によって失われた。


「「あ、」」


そこにジェシカが机にバン君を押し倒して服を脱がそうと試みている姿があったから。


バン君は赤面し目に涙を溜めている状態でわなわなと唇を動かした。


「名無し…!違うんだっ、…これは…っ」


バン君の言葉は耳から耳へと流れていった。


ええ、それはもう動揺しますとも。むしろ動揺通り越して思考停止状態ですとも。


『う…』


気がついたら、


『浮気者ォオオ!』


そう言って走り逃げていた。






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